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零れ落ちてゆく想い

さっき悲しすぎてムリになって、ごはんを食べて、飲んで、お風呂に入った。窓をあけたら金木犀の香りがした。ベランダに出て虫の音を聴きながら街明かりを見下ろして。モコモコしながら冬を待ち侘びる。

どうしてわたしに悲しみを再び思い出させるんだろう。ピアノは好き。でも、あまりにも酷く残酷。終わったことはそっとしておいてほしい。もういまの音楽で評価が得られてるのに。どうしてわたしの傷を抉るようなことをするんだろう。

海の底で横たわって。