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零れ落ちてゆく想い

新しい靴が妙に重くて、なんでこんなに重いんだろう。こう、バランスを保って大地を踏み締める感じの靴はわたしにはちょっと無理なのかもしれない。どちらかといえばアンバランスでふわふわしたそんな感じの危うい方が好きで。帰り道の乗りたくない電車に何故か間に合ってしまって走らずに乗ることができた。でもこの電車よりも次のに乗りたかった。とんとん拍子に思いもしない方に話が進んでいくのはよくある話。水族館に行きたいと言ったら誘われた。でもわたしはもう誰かと一緒に水族館には行けない。きみとの思い出を上書き……まだできないから。あの人との思い出はあんなに簡単に上書きできたのに。でもきみは相変わらず他の女とイチャイチャしててそれはわたしの心を悲しみの海へ沈める。書きかけでいい加減なままで放置してあるあの記事を仕上げたいなと思いつつ、あれはあれでいいのかもしれなとも思う。文章はテンプレ通りに配置する必要なんてまるでないから。浮遊するわたしの言葉をキャッチして。

そろそろ4月をおしまいにしたい。