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零れ落ちてゆく想い

きみの知ってるわたしのメガネはもう違ってて。あの時散々メガネについて似合わない似合うみたいな話をしてたから、わたしはメガネを一刻も早く外したくて。で、外したら似合ってたのに外しちゃったのとか言われてなんかもうどうしたらいいのか分からなくなっちゃって意味不明なことを返してしまったのを思い出した。あの日向かったその先にきみはいなくて、あのころのわたしはとにかく精神的に不安定で何かを失くしてしまうのではないかという不安がいつもあった。まだリアルでの揉め事の渦中にいてきみはわたしの癒しだった。だから、会えてアルバムをもらってそしてちゃんとナンバリングされたものをとわざわざ出してくれて。はぐれないでよと一緒に連れてってくれたことも思い出した。だから私にとってはあの日やあの頃のアルバムができていく過程の思い出も全部セットになってて。春は思い出が多すぎて。時が流れても覚えていてちょっと胸が苦しい。

だから4月は苦手なの。ちょっと体調が芳しくないかも。